2015.10.13.

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福岡市人口:神戸市抜き5位へ!

国勢調査速報後に判明!
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 福岡市は10月6日、年明けにも市の推計人口が神戸市を抜き、20政令市の中で現在の6位から5位になるとの見通しを明らかにした。両市は現在、ともに153万人台だが、漸減傾向の神戸市に対し福岡市は年間1万人を超す勢いで増加。国勢調査の速報が出る来年2月にも判明しそうだ。
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 9月1日時点の推計人口は、福岡市153万1919人に対し、神戸市は153万5454人で3535人多い。ただし神戸市は2012年の1年間で2846人減少。13年は1507人減、14年3005人減だった。一方、福岡市は12年1万3355人増、13年1万4456人増、14年1万1988人増となっている。
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 推計人口は、5年に1度の国勢調査の結果を基に、住民基本台帳上の出生死亡者数、転入転出者数などを勘案して算出する。高島宗一郎市長は6日の定例記者会見で「人口が増えることは市場規模が大きくなり、商業の点では望ましい」と述べた。
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 福岡市の人口増は、周辺市町の便利さが人口の増加を生み、人口増が利便性の向上を呼び込んでいたのである。それが、福岡市の衛星都市化につながり、双方が人口増加に繋がっている。とはいうが、全国共通の中心部に人口が集中し、外延部は減少傾向という地域的な偏りが見られるのである。
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 どの地域もそうであるが、結婚し転居して、子供を授かるが、中小衛星都市の共通点は、その子供が大きくなると家が手狭になり、より広い住居を求めるとともに、進学で大都市圏へ移動するようになることである。
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 福岡市圏に九州圏内から人口が流入している。やはり雇用を求めてくるのだ。地方では、女性の就職先が狭く、間口の大きな福岡市へと流入してくることで、若年層人口が増えるのが特徴となった。
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 ただ、人口増がある程度ピークに達すると、老齢人口が増加に転じるという事だが、便利さのマンションへ移動する人口と戸建団地やニュータウンは老齢者が残ることになる。これに対し、行政当局としてどう解決するのか、全国どこの行政当局も解決の道は見出していない。
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