2015.11.26.

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大村市長選:贔屓の引倒しで思わぬ落選・自民長崎県連!

大村市長に園田さん初当選!
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勝因は小林県議の不出馬!
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ミニボートピア松浦の協定はどうなる!
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 松本崇大村市長の死去に伴う同市長選は11月8日投開票され、前市議の園田裕史氏(38)が、松本氏の長男で前県議の松本洋介氏(39)=自民、公明推薦=との無所属新人同士の一騎打ちを制し、初当選を果たした。

【選管最終】
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 園田 裕史 38(無所属・新) 23,339
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  松本 洋介 39(無所属・新) 20,494
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 現職市長の死去に伴う大村市長選は8日、投開票され、無所属新人で前市議の園田裕史氏(38)が、無所属新人の前県議で、前市長の長男・松本洋介氏(39)(自民、公明推薦)を破り、初当選を果たした。投票率は60・69%(前回62・62%)。園田氏は県内最年少市長となり、当選から一夜明けた9日、初登庁して当選証書を受け取った。
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 8日夜、同市東三城町の事務所で開票作業のテレビ中継を見守っていた園田氏は、午後11時過ぎに当選が決まると、支持者と抱き合いながら喜びの涙を見せた。
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 園田氏は「市民でつくる新しい大村市のスタート。市職員、市民、力を合わせてみんなで新しく始めていきましょう」と集まった支持者らに呼びかけた。
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 昨年の市長選ではダブルスコアで落選。9月末に松本市長が急逝すると、園田氏はいち早く立候補を表明した。だが、目に見える組織もなく、後援会の核となるのは子育て世代の同級生や地域住民たち。事務所開きには70人ほどしか集まらず「市議選とは違う。本当に戦いになるのか」と不安視する関係者もいた。
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 転機は、出馬に意欲的だった県議の小林克敏氏が一転して不出馬を決め、園田氏支持を表明した10月28日だった。「1+1が2にならない」(松本陣営)との見方が多かった。小林陣営の支援も当初勝手連的だったが、「応援してもらうのを断る道理はない」(園田陣営)と腹をくくった。
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 小林陣営が加わり選挙戦術は1年前と大きく変わった。自転車で市中心部をゲリラ的に回る草の根選挙はそのまま踏襲しつつ、併せて周辺部での知名度不足を補うため小林氏の後援会がフル回転。徹底した電話作戦のほか、宣伝カーの追加投入や個人演説会への呼び込みに力を入れた。不出馬で相乗効果を上げた数少ない選挙ともいえる。
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 園田氏は、九州新幹線新大村駅(仮称)周辺整備事業などの大型事業に市民の声を反映させることなどを訴え、支持を広げた。
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 一方、落選した松本氏は同市植松の事務所であいさつ。「市民に自分の政策や思いを伝えられなかったのは私の不徳の致すところ。一市民となっても、大村市のためにできることに取り組んでいきたい」と述べ、深々と頭を下げた。
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 亡松本前市長が、平成27年1月23日、松浦市と (仮称)ミニボートピア松浦設置に伴う行政協定を締結!し、松浦市今福町の滑栄地区に設置予定であるモーターボート競走の勝舟投票券の場外発売場「(仮称)ミニボートピア松浦」に関しての必要な事項を定めたもの。
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 この協定前の平成26年8月31日には、場外舟券売場の地元説明会が、大村市競艇企業局の主催で開かれ、大村前市長とベタベタのセントラル開発株式会も同席していた。
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 このミニボートピア松浦の設置者はセントラル開発株式会社であり、土地は個人所有地であるのだが、推進の前松本市長が死亡し、地元では各自治会が反対署名運動を始め、協定も締結したのであるが、悪いことは続くもので、事業計画地から「産業廃棄物が出た」と言われ、一気に反対運動もエスカレーろしそうな気配だ。 
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 問題は、新市長がミニボートピア松浦の推進を進めるのか否かだ。副市長は早くも辞任を申し出、今後、松本色が一掃されるのか併せて注目が集まる。
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