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   2016.04.04.
   中谷防衛相:藤丸敏・政務官を口頭注意!  
   
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 オスプレイ佐賀配備で勝手論!
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 中谷元・防衛相は4月1日の記者会見で、藤丸敏防衛政務官が新型輸送機オスプレイの佐 賀空港配備計画をめぐり、防衛省の見解と異なる内容の講演をしたとして、口頭で注意したと明らかにした。
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 藤丸氏は3月28日に佐賀市で講演した。出席者によると、県による環境影響評価手続きを回避するため、取得用地を対象外となる約30haに絞り込んだと発言。2017年度予算の概算要求前の6月県議会で計画受け入れの可否を判断するよう求める考えを示した。
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藤丸敏(自民・衆議院福岡7区、岸田派)「(オスプレイ配備の用地調達は)とりあえず(環境アセスが不要な)30haで、僕は(最終的に干拓地)全部買えと言っている。まず一部を買って次を考えるということだ」
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 中谷氏は「政務の一環とはいえ、防衛省の見解と全く異なる内容の発言が報道され、地元の方々を混乱させたことは遺憾だ」と述べた。
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.藤丸敏防衛政務官
生年月日 1960年1月19日 56歳 やぎ座
政党 自民党
選挙区 福岡県 7区
初当選年 2012年
当選回数 衆議院2回
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 「用地取得費14億円」「(用地が)35ha以上なら環境調査が必要」「(計画諾否を)6月議会で決めてください」。佐賀空港へのオスプレイ配備計画をめぐり、佐賀市で開かれた講演会で防衛政務官が耳を疑う発言を連発した。
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 県条例の環境影響評価(アセスメント)を回避するために取得用地を段階的に取得する防衛省の姿勢は、「環境軽視」にしか映らない。条例の抜け穴を突く考えを政務官があっさり公言したことを、県民はどうとらえればいいのだろう。中谷元・防衛相は昨年10月の来県時に「漁業に影響はなく、安心してほしい」と語っていた。政務官発言のあとでは、漁業者は全く安心できないだろう。
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 防衛省が地元に示した「公式見解」は説明回避でしかなく、追い打ちをかけるようにうんざりさせるものだった。講演が公務ではなく国会議員としての「政務」としても、政務官であるからこそ知り得た情報だったのではないか。現役政務官の発言に変わりはなく、防衛省の対応はあまりにも軽んじている印象だ。
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