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   2016.04.11.
   琉球大医学部・付属病院移転:16年度に基本設計!  
   
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 18年度・実施設計!
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 19年度の着工目指す!
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 琉球大学は、同大学医学部および同付属病院移転整備基本構想を公表した。2016年度は基本計画を策定するとともに、選定方法などを協議した上で基本設計者を選定する。想定整備スケジュールでは、17年度に基本設計、18年度に実施設計を進め、24年度末の移転完了を目指し、19年度から施工者選定や建設工事に着手する。
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 15年3月に返還された沖縄県宜野湾市の米軍西普天間住宅跡地・国際医療拠点ゾーン約19haに医学部・付属病院を移転する。国際水準の医療、教育・研究体制を備えた国際医療拠点にふさわしい施設、環境を整備する。
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 ゾーニングは医学部、付属病院のほか、エネルギー供給拠点機能を持つ設備、産官学連携の核となる先端医学研究センター、体育館やテニスコートなどの運動施設、500人程度対応の国際会議施設や宿泊施設などの国際交流の6ゾーンを配置する。いずれも将来の拡張を踏まえた配置計画とし、敷地の有効利用の観点から平面計画をコンパクト化し、可能な施設は高層化を図る。
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 医学部ゾーンには研究棟、講義実習棟、共同利用研究施設、付属図書館などの教育施設や福利厚生機能、解剖法医施設を整備する。新病院の病床数は620床(一般570、結核4、感染症6、精神40)で計画、大規模災害時の拠点病院として免震構造の採用、電力供給ラインの二重化、自家発電装置の充実、備蓄倉庫の充実、ヘリポートの設置などを想定している。
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 基本構想は学内の上原地区キャンパス移転推進委員会、移転構想策定委員会が中心となって策定、システム環境研究所が支援業務(24,840,000円)を担当した。
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 現在、基本計画策定支援業務の委託者を選定中で、月内に特定する。基本計画は両委員会を中心に学内ワーキンググループなどで検討を進め、16年度中にまとめる。部門ごとの施設設計コンセプト、施設の配置、規模、ゾーニング、階層構成図、動線計画、交通計画などの基本計画と整備スケジュール、概算事業費の算出と財政計画の試算などを盛り込む。
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設計価格 6000万円・税込