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   2016.04.12.
   豪次期潜水艦・選択へ:豪陸軍中将・言及を控えたい! 
   
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 日豪共同訓練の拡充で一致!
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 中谷元防衛相は4月11日午前、オーストラリア陸軍トップのキャンベル本部長(中将)と防衛省で会談し、陸上自衛隊と豪陸軍による共同訓練を拡充させる方針で一致した。中谷氏は「日豪防衛協力が進展するように努力していきたい」と語り、キャンベル氏は「さまざまな機会を捉えて訓練・演習を拡大したい」と応じた。
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 中谷氏は、日独仏の3カ国が受注を競うオーストラリアの次期潜水艦についても触れたが、キャンベル氏は「一兵卒として、複雑な潜水艦事案について言及は控えたい」と述べるにとどめた。
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 両氏は国際貢献分野での連携強化も確認。キャンベル氏からは、航空自衛隊員6人が犠牲となった空自機「U125」の事故に対し、哀悼の意が示された。
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7日付オーストラリアン紙は、オーストラリアの次期潜水艦共同開発相手の選定で、日独仏が提出した建造計画案の性能やコストを検討する「競争評価手続き」を国防省が終えたと報じた。国防省の提言を受け、ターンブル首相らが国家安全保障会議(NSC)で戦略面や経済効果も含め総合的に検討し、開発相手を決定することになる。
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 国防省の評価内容は明らかにされていない。同紙はNSCの最終決定は早くて5月上旬になるとしているが、ペイン国防相は7日、今年中に決定すると述べるにとどめた。
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 ターンブル首相は5月前半の上下両院解散、7月2日総選挙を模索しており、政局は流動的だ。解散前に潜水艦の建造場所を南部アデレードにすると表明し、共同開発相手の決定は選挙後に先送りすることも取り沙汰されている。
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