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   2016.11.30.
 博多駅前陥没:第三者委員会が初会合!
   
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博多駅前の現場視察!
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施工業者の大成建設JVの担当者らから聴取!
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 11月29日、福岡市のJR博多駅前の道路大規模陥没事故で、原因を究明し再発防止策を検討する国土交通省の第三者委員会が市内で初会合を開いた。年内にも地質のボーリング調査を実施するほか、現場で行われた市営地下鉄工事の状況を検証。年度内を目標に中間報告をとりまとめる。
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 初会合には高島宗一郎市長も出席。「大変ご迷惑をかけた」と陳謝した上で、26日の沈下を引き起こした埋め戻し部分の下の砂層について「地盤改良に入りたいが原因究明や調査に支障があってはよくない。所見を伺いたい」と助言を求めた。
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 29日朝、第三者委員会のメンバーは博多駅前の陥没現場を視察した。
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 会合に先立ち、委員は土砂や水が流れ込んだ地下トンネルにつながる立て坑(深さ約28m)や陥没現場などを視察。施工した共同企業体(JV)代表の大成建設担当者が、陥没事故後の立て坑の水位に変化がないことや、新たな路面の沈下はなく、変化を調べるモニタリングデータの送信間隔については、これまでの10分おきから1分おきに縮めたことなどを説明した。
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 委員会は、福岡市の要請を受け国土交通省が設置したもので、トンネル工事や地質などの専門家12人で構成されている。  福岡市内で開かれた初会合で、陥没の原因とみられている地下鉄工事を行う大成建設や福岡市の担当者から工事の内容や事故の概要について聞き取りが行われた。また、事故の原因を詳しく調べるため、「トンネル上部の地層」や「施工の手順」などについて追加資料を提出するよう福岡市に求めた。
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 第三者委は、高島宗一郎市長の要請を受け、国交省がトンネル技術の専門知識を持つ同省所管の土木研究所(茨城県つくば市)に設置。土木工学や地質の専門家ら12人で構成されている。会合では福岡市と工事を請け負った共同企業体(JV)の担当者が設計や施工の経緯を説明した。
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第三者委員会・西村和夫委員長「大きな事故というのは、単純に一つの原因で起きるというのはまずない。何か原因が重なって落ちてしまうというのが一般的(な見方)。できるだけ早く(報告を)まとめたいと思う」  委員会では、年明けにも2回目の会合を東京で開き、3回目で中間報告をとりまとめて事故の原因を特定し、再発防止策を福岡市に提言する予定。
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専門家からはトンネルの掘削が適切な工法で行われていたか疑問視する声も上がっている。
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