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   2016.12.02.
 米・テキサス新幹線:技術支援体制整う・JR東海! 
   
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社員17人が日本から出向!
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 米南部テキサス州ダラス―ヒューストン間を結ぶ高速鉄道計画が着々と進 んでいる。開発主体の地元企業を技術面で支援するため、JR東海は5月、 ダラスに現地法人を設立。技術者を中心とする社員17人が日本から出向し 、10月に業務を開始した。半世紀にわたる東海道新幹線の運行で培ったノ ウハウを提供する体制が整い、計画は一歩前進した形だ。
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 「ようやく山の麓までたどり着いた。山は高い」。
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 JR東海の現地法人ハイスピードレールウエー・テクノロジー・コンサル ティング(HTeC)の加賀山慶一社長は12月1日、ダラス市内の事務所 で時事通信などのインタビューに応じ、「テキサス新幹線」実現への道のり はなお遠いとの認識を示した。一方で「山は高いほど登りがいがある」とも 述べ、車社会の米国に高速鉄道を根付かせることへの意欲をのぞかせた。
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 JR東海は新幹線の海外展開に当たり、国内の鉄道事業への影響を避ける ため、「過大なリスクを取らない」(落合克典・海外高速鉄道プロジェクト C&C事業室長)ことを原則としている。今回の計画でも事業主体にならず 、技術支援や少額の出資にとどめる方針だ。 
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