アクセスカウンター
   2018.04.30.
 中国・征服地:制圧は厳しくなる一方!
   
.
典型的なのがウイグル自治区!
.
イスラム教に対する警戒はこれからも!
.
中国で消えたウイグル人妻たち!

.
.
 2018年2月28日、中国政府が新疆ウイグル自治において、「危険人物」と見なした個人に対して警告や拘束をするためビッグデータとコンピューターによる予測分析を導入していることが分かった。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)が27日、発表した。
.
 HRWによると、同自治区当局は膨大な個人情報を照合し、監視対象者を特定しているが、住民らには知らされていないことが多いという。
.
 新疆ウイグル自治区はイスラム教徒のウイグル人が多数を占めるが、ひげを伸ばすことや公共の場で祈りをささげることが禁じられるなど、信仰への締め付けが強まっている。
.
 HRWの中国担当上級研究員マヤ・ワン氏は声明で、「中国政府がビッグデータと予測分析による取り締まりを行い、個人のプライバシーを侵害するだけでなく、当局者の裁量で個人を拘束させていることを初めて明らかにできた」と述べた。
.
 同自治区の住民らは「ブラックボックス」のようなこのプログラムの存在や機能を知らないため、ますます強まる監視体制に反対することも抵抗することもできないと指摘している。
.
 このプログラムでは個人の銀行記録や法的記録、コンピューターに保管された情報、監視カメラの映像を含むさまざまな情報を収集しているという。人々によれば、標的になった人の一部は罪状も裁判もないまま超法規的な「政治教育施設」に無期限で拘束されているという。
.

 毎年秋になると、中国の最西部に住むパキスタン人商人らは、中国人の妻たちにひと時の別れを告げる。古代シルクロードの一部だった山深いカラコルム・ハイウエーをたどって国境を越え、自国で冬を過
ごすためだ。
.
 雪が積もる頃、男たちは離れ離れになった妻たちと電話で連絡を取り合う。だが2018年、そのような電話の多くが突然通じなくなった。
.
 後に男たちは、中国に残してきた家族が、イスラム系少数民族ウイグル人を排除するための謎に包まれた「再教育収容所」に送られたことを知った。「妻と子どもたちは2017年3月、中国当局に連れ去られた。それ以来、家族とは連絡が取れていない」と語った。
.
 昨年7月、家族を見つけるために中国へ向かったが、国境で追い払われた。中国当局者から「妻は『訓練』を受けており、子どもたちの世話は政府がみている」と言われた。
.
 中国・新疆ウイグル自治区と国境を接するパキスタンのギルギット・バルティスタン州の議員、ジェイブド・フセイン氏によると、ビザやビジネス上の理由でパキスタン側に戻り、中国に住むウイグル人の家族と連絡が取れなくなった男性は州内に多数いるという。
.
 中国は近年、パキスタンとの関係強化に力を入れており、インフラ事業であるCPECに何百億ドルもの資金をつぎ込んでいる。だが、中国は開発の野望と、ウイグルの分離独立派がパキスタンから暴力を国内に持ち込むのではないかという恐怖の間で折り合いをつけることに苦心している。
.
 中国当局は長年、ウイグルのイスラム教徒に対する弾圧を国際テロ対策のためだと主張してきた。ここ数年は、「テロリスト、宗教過激派、分離独立派」を「3大勢力」と呼び、徹底的に排除する方針を強めている。
.
 2017年、中国政府は「過激主義者を排除する」ためとして、ウイグルに何万人もの治安要員を送り込んだ。都市部ではほぼ1区画ごとに警官の詰め所が設置され、厳しい法律が制定された。これにより、分離独立派に共感を抱いたと疑われるものは誰でも、強制的に「再教育」されることが増えた。
.
 パキスタン男性らは、自分の妻、時には仕事上のパートナーまでもが当局の標的にされたのは、パキスタンから電話やメッセージを受け取ったためだと信じている。
.
 中国当局は再教育収容所の存在を否定している。だが、昨年3月にウイグルで可決された過激主義を取り締まる法律は、当局に政治的再教育の強化を求めている。
.
 米議会の出資により設置された放送局ラジオ・フリー・アジア(Radio Free Asia、RFA)によると、1月に収容所に送られた人数は、カシュガルだけでも12万人以上に上るという。これはこの地域の人口の約3%に当たる。
.
 AFPが国営メディアと政府資料を元にしたところ、少なくとも30か所以上の収容所が存在し、約4000人が収容されたことを確認できた。
.
 ビジネスマンのアリさんは、12月から妻と連絡が取れていない。アリさんは、妻が当局によって連れ去られ「共産主義について教えを受け、愛国者になるための訓練」を受けていると述べた。
.
「妻は、家に中国の警察がやって来て、パキスタンから電話がかかってくることについて聞かれ、東トルキスタン・イスラム運動とのつながりを説明するよう言われたと私に言っていた」とアリさんは言う。

 ETIMは、中国当局がウイグルの分離独立主義を扇動していると非難している組織だ。
.
 アリさんは5月に家族を探すために中国入りする計画だが、子どもたちは中国政府が保護していると言われており、再び家族に会うことが出来るかどうか分からないと言う。「彼らは何も教えてくれない。家族は訓練を終えたら戻って来ると言うだけだ」
.
.
 周辺国に対する経済投資と制圧地の共産主義教育が出来上がるころ、中国は世界征服という野望を露わにすることだろう。その時になり、世界は陸海空3軍が世界最強になっていたことに気付くが、遅いという事だ。
.