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   2018.05.06.
気候変動による人口移動:1億4千万人! 
   
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2050年までに・世界銀行発表!
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中南米・南アジア・アフリカのサハラ以南の3地域!
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  世界各地で異常気象が起こっている。飢饉や干ばつ、海面上昇など、気候変動により2050年までに1億4000万人以上が移動を余儀なくされる可能性があると世界銀行が発表した。
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 戦争や紛争、内戦などの影響で移民となる人々は毎年発生しているが、これに加えて、移民発生の原因に気候変動が加わる恐れが出てきた。
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 温暖化の影響で、海面上昇が続き太平洋上の小島や島嶼、米国の一部が水没すると言われているが、気候変動の影響で大量の移民が発生する可能性があるというのだ。
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 世界銀行の報告書によると気候変動の影響を受けるとされるのは「アフリカのサハラ以南、南アジア、中南米の3つの地域」で、これらに発展途上国の人口の約55%が住んでいる。
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 報告書では、「適切なプランと適切な支援が必要となるだろう。それらがなければ気候変動の影響を受けて農村部から都市部に移住する人々は新たな問題に直面するかもしれない。今から計画を練れば、気候変動が現実のものとなっても危機的状況には陥らないはずだ」とある。
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 報告書では、特に移民が増える国は次の3カ国。特に移民が増える地域としてあげられているのはエチオピア、バングラデシュ、メキシコの3ヵ国である。
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 エチオピアでは干ばつにより農作物の収穫量が減少し、北部の高地から南部の高地へと移動する人々が多くなるという。
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 バングラデシュでは気候変動の影響で北東部および首都・ダッカ周辺から移動する人々が増える。
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  メキシコではメキシコシティなど都市部への人口流入が激しくなる。と見られている。
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