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   2018.11.26.
 ANA:福岡でドローン配送実験!
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2020年以降の事業化目指し!
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 ANAホールディングス(HD)などは、福岡市で、小型無人機ドローンを使って本土と離島との間で日用品を運ぶ実験をした。物流基盤が弱い地域で、住民と宅配業者の双方を支援する狙い。同社は航空機を運航管理するノウハウを生かし、平成32(2020)年以降にドローン配送を事業化したい考えだ。
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 実験では、幅と奥行きがいずれも約52cm、高さ45cmで、悪天候に備えて耐水性を高めたドローンを使った。福岡市西区の唐泊港から玄界島までの片道約5kmを、自動運転で往復飛行した。
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 機体には発泡スチロール製の輸送箱を取り付けており、唐泊港を発進する際には、常備薬と郵便物を計約1キロ積んだ。機体は最高で海抜約70mを飛び、出発から約10分後に島へ到着した。
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 帰りは地元で採れたワカメを九州本土へ運んだ。機体の下を航行する漁船などの安全を確保するため、ANAHDの担当者が小型船でドローンを追跡した。
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 同社の担当者は「人手をかけない方法の確立や機体の安全性向上が、事業化の課題だ。まとまった需要の掘り起こしもしていく」としている。
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 政府は8月、同社を中心とするグループの実験に助成することを決定。他の4地域でも、実用化への取り組みを支援する。
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