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   2019.01.21.
 JR九州:博多駅ビルの拡張を検討!
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駅周辺の老朽化ビルの再開発も!
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 JR九州はJR博多駅(福岡市)の駅ビルを拡張する検討に入った。現在の駅ビルに隣接する形で新たにビルを建設する。建物の規模や、開業時期といった詳細は今後詰める。福岡市は容積率の緩和などで、博多駅周辺の再開発を促す計画を公表している。
新ビルで駅周辺の魅力を高め、地域の活性化につなげる。
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 現在の駅ビル「JR博多シティ」の南側、ホーム上に新たにビルを造る案などがある。投資は数百億円規模になるとみられ、採算性を見極めながら商業やオフィスでの活用を検討する。
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 福岡市は1月4日、同駅から約半径500mの範囲で、規制緩和により老朽化ビルの建て替えを促す方針を明らかにした。JR九州の青柳俊彦社長は「自社でもできることを考える」と活用に前向きな姿勢を示している。現在のJR博多シティは2011年開業。地下3階、地上10階建てで延べ床面積は約24万㎡。18年3月期の売上高は約1100億円で6年連続で最高を更新している。
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 博多駅ビル「JR博多シティ」を拡張する新たなビルは、2019~21年度の中期経営計画に盛り込み、事業に着手する方針。博多駅周辺の活性化を促す、福岡市の新たなプロジェクト「博多コネクティッド」による容積率の緩和などを活用する考えだ。
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 同市で「天神ビッグバン」事業が本格化する中、博多地区でも大型再開発が動きだすことになる。
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 拡張部分は、在来線ホームと線路上に数百億円かけて建設する。福岡市は老朽ビル建て替えを促すため、コネクティッドエリア内で容積率や高さ制限の緩和などを検討しており、JR九州は新プロジェクトを生かし、現状の駅ビルの高さ(約60m)より上乗せを目指す。
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 現在の駅ビルは11年3月に開業し、地上10階、地下3階建てで延べ床面積は約20万㎡、売り場面積は約10万㎡。百貨店「博多阪急」や専門店街「アミュプラザ博多」などが入居しており、駅ビル型の商業施設としては国内最大規模を誇る。17年度の売上高は1130億円と開業から6年連続で過去最高を更新し、入館者数も7241万人と2年連続で更新した。
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また16年に日本郵便と共同で博多駅前に再開発した、九州最大級のオフィスビル「JRJP博多ビル」も好調。福岡市内のオフィス需要は高水準が続き供給不足が指摘されており、拡張部分は商業施設だけでなく、オフィスとしても活用する計画。
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 博多駅は在来線、新幹線、地下鉄で1日約40万人が乗降する九州最大のターミナル駅。22年度の福岡市営地下鉄の七隈線延伸(天神南-博多)などを控え、今後も利用者の伸びが見込まれている。
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