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   2019.04.17.
アフリカ:世界の大手メーカー・新車販売で苦戦! 
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日本や中東の中古車・市場を独占!
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 アフリカでは日本や中東から輸入された手ごろな値段の中古車が数十年前からケニアなどのアフリカ諸国の自動車市場を独占しているという。しかし、その反面、この状況が、世界の大手自動車メーカーにとって新車の販売拡大の障害となっている。
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 大手自動車メーカーのアフリカ以外の地域での販売数の増加は、貿易摩擦や有害排気ガスの規制強化によって脅かされている。 フォルクスワーゲン、BMW、トヨタ、日産などの大手自動車メーカーは、協力してアフリカ諸国の政府に対して、サハラ以南での中古車輸入を減少させて、アフリカでの地域生産が発展するよう、圧力をかけてきた。
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  言うなれば、アフリカの自動車生産の問題点は、アフリカが将来の市場かどうかではなくて、むしろ自動車生産拠点として脱皮できるかにある、と日産アフリカ方面担当責任者のマイク・ウィットフィールド氏は語った。
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なお、アフリカ自動車製造協会(AAAM)が発足して4年を経過した現在、協会の努力は徐々に実を結びつつある。アフリカにローカルな組み立て工場を設立した場合、10年を最大とする期間、税の免除があり、ナイジェリア、ケニアやガーナでは関税が免除されるという。
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 フォルクスワーゲンのアフリカ担当責任者のトーマス・シェーファー氏は、アフリカでの新車市場規模として、2017年実績の42万台に対して、10倍近くの300-400万台と評価している。
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