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EU、NATOに加盟方針表明!
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ウクライナのゼレンスキー大統領は6月5日、初外遊先であるブリュッセルの欧州連合(EU)本部でトゥスクEU大統領と会談した。ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー氏は会談で、同国のEU加盟について「ロシアの帝国主義的構想の終焉」を意味し「強権主義に強烈な打撃を加え、旧ソ連圏の民主的変革に道を開く」と述べた。
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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とも4日に会談し、両組織への加盟を目指す立場を改めて強調した。ウクライナの一部地域を実効支配するロシアに対する制裁の強化も呼びかけた。
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ロシアに対する強硬発言でEU加盟への支持取り付けを図ったとみられる。大統領選ではロシアと対話する姿勢も示していただけに、プーチン政権の反発を招きそうだ。
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ウクライナ東部ではロシアが支援する親ロ派武装勢力との紛争が続く。ゼレンスキー氏は欧州との連携継続を示し、国際社会の支持を後ろ盾に対ロ関係の打開を探る。
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大統領府によると、ゼレンスキー氏はトゥスク氏との会談で経済改革や安全保障問題を協議した。EU加盟が実現すれば「ロシアの強権主義に打撃を与え、旧ソ連の民主的改革に道を開く」と述べ、支持を求めた。
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ゼレンスキー氏は5月20日に就任した。4~5日にブリュッセルを訪問し、EUのユンケル欧州委員会委員長らと相次いで会談した。トランプ米大統領の娘婿のクシュナー上級顧問らが出席した夕食会にも参加した。
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