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   2023.12.19.
串間市・消防庁舎設計:入札妨害で4人逮捕・起訴! 
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官製談合防止法違反などの罪で12月7日・起訴!
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 串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計業務の指名競争入札で、指名業者の選定案を特定の業者に有利な内容にするなどしたとして、県警捜査2課と日南、串間署の合同捜査本部は11月16日、官製談合防止法違反(入札妨害)と公競売入札妨害の疑いで、同市副市長、福添忠義容疑者(80)、同市の建設会社「大王工業」代表取締役、堀口三千年容疑者(73)ら計5人を逮捕した。県警は同日、同市役所など関係先を家宅捜索した。
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逮捕されたのは、
福岡市の久米設計九州支社長 髙﨑 強 容疑者 56歳、
福岡市の平野 満哉 容疑者 66歳、福岡県久留米市のランドブレイン株式会社の会社員 喜多 竣平 容疑者 34歳のあわせて5人。
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警察の調べによると 福添容疑者らは 串間市の消防庁舎の新築工事発注に絡んで、2023年4月に行われた指名競争入札で久米設計が落札できるよう、共謀して久米設計に有利な指名業者選定案とするなどして入札の公正を害するなどした疑い。
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 指名業者選定案を特定の業者に有利な内容にしたとされるが、落札したのは別の業者で、地元業者からは11月17日、「何がしたかったのか」などと疑問の声が上がっていた。事件は親密な関係だった福添容疑者と地元の建設会社代表に加え県外の設計業者が絡んでおり、接点や利害関係など全容解明が待たれる。
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 この入札には8業者が参加し、久米設計以外の業者が8400万円で落札したという。事前公表の予定価格は1億577万8千円で落札率は79・41%だった。
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 串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計の指名競争入札をめぐり、参加する業者の選定を特定の業者に有利な案にするなどしたとして副市長ら5人が逮捕された事件で、宮崎地方検察庁は、このうち副市長ら4人を官製談合防止法違反などの罪で起訴した。
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 起訴されたのは、串間市の副市長、福添忠義被告(80)と串間市の会社役員堀口三千年被告(73)、福岡市の久米設計九州支社の支社長、高崎強被告(56)、福岡市の平野満哉被告(66)あわせて4人。
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 起訴状によると、4人は、2023年3月、消防庁舎新築工事の設計の指名競争入札をめぐり、市の担当職員に久米設計に有利な指名業者の選出案を作成させるなどしたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われている。
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 翌4月、市役所で行われた入札の指名審査会で、その選出案どおりに指名業者を決定させたとみられている。
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 宮崎地方検察庁は4人の認否について明らかにしていない。
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 4人とともに逮捕されたコンサルタント会社の34歳の担当者については処分保留とした。
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 串間市によりますと、福添忠義被告は、弁護士を通じて12月7日、島田俊光市長宛てに退職願を郵送してきたという。
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