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   2023.12.30.
三重県企業庁発注・受託収賄:水道設備工事・3人起訴! 
 
.収賄職員を懲戒免職!
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 水道管工事の入札を巡り三重県の職員ら3人が起訴された贈収賄事件で、県は酒德和也被告(57)を12月25日付けで懲戒免職とした。
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 起訴状によると、酒德被告は2021年7月、県の元職員・小野弘春被告(60)と共謀して、県が発注した工事の入札を巡り便宜を図る見返りに土木工事会社「新陽工業」の社長新井政智被告(46)から現金200万円を受け取る約束をした受託収賄の罪に問われている。
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. 県の聞き取りに対して酒德被告は「老後の備えになる」と現金を受け取ったことを認めた上で、このほかにも3年前から計10回程度資料の作成や指導をした見返りに現金を受け取っていたと話している。
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また、小野被告も「在職中にお金をもらわなければ罪にならないと思っていた」と現金の受け取りを認めているということで、県は、懲戒免職に相当する行為だとして退職金の返還を命令する方向で調整している。
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 県によると、小野被告は2023年4月、新陽工業(四日市市)の社長だった新井政智被告(46)=贈賄罪で起訴=から現金200万円を受け取ったうち、100万円を、技術指導に協力した酒德被告に渡した。
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 さらに、酒德被告が他の入札でも約10回にわたって同社に技術指導をしていたことが、県の聞き取りで判明。令和2年に小野被告から誘われたことがきっかけといい、1回につき数万円を受け取っていた。
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 酒德被告は県の聞き取りに「多大な迷惑をかけて反省している。罪になる認識がなかった」などと説明。動機については「自分の実力を試したかった。(現金は)老後の備えにしたかった」と話している。
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 小野被告は企業庁の聞き取りに対し、動機について「助言や指導ができるようになれば、将来役に立つと考えた」と説明。「在職中にお金をもらわければ罪にはならないと思っていた」と話したという。
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 酒德、小野両被告は12月6日に起訴され、8日に保釈された。県と企業庁は両被告に対し、複数回にわたって聞き取りを実施。県は21日に懲戒審査委員会を開いて酒德被告の処分を決めた。
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 起訴状などによると、小野、酒德両被告は令和3年7月、北勢水道事務所発注工事の一般競争入札で、技術資料の作成や助言への謝礼として、新井被告から現金200万円を受け取る約束をしたとされる。
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