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   2024.01.31.
北九州市・東宝ホーム:断熱構造不備と提訴される!
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分譲マンション住民・8千万円の損害賠償!
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業者は争う姿勢!
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 高い省エネ性能をうたいながら断熱構造などに不備があるとして、北九州市小倉北区の分譲マンションの住民が、マンション「シティガーデンBONJONO」を販売した東宝ホーム(小倉北区)など3社に計8000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が1月23日、福岡地裁小倉支部(寺垣孝彦裁判長)であった。被告側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
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 原告は、2017年に完成したマンション(小倉北区城野団地)に住む8世帯9人。このマンションは、市などが低炭素社会の実現に向けて整備した「城野ゼロ・カーボン先進街区」に立地し、高い断熱性能を持つなどとして、市から「低炭素建築物」に認定されていた。
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 訴状などによると、原告が調査会社に委託して調べたところ、断熱材の厚さや遮音構造が竣工図の内容と異なることや、キッチンの排気ダクトの形状が市火災予防条例に違反することが判明した。
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 この日は原告2人が意見陳述を行い、50歳代男性は「常にどこかの生活音が響いてきて、気が休まらない」と主張した。
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 市建築審査課によると、このマンションの断熱材の厚さなどが低炭素建築物の基準を満たしているかどうかについて、東宝ホームに報告を求めているという。
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