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   2024.11.08.
カヤク・ジャパン東海工場:22年3月爆発事故・1人死亡!
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ニトログリセリン爆発を起こさせ社員を死亡させた疑い!
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元工場長と火薬製造課長を書類送検!
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 延岡市水尻町の旭化成と日本化薬の合弁会社「カヤク・ジャパン」東海工場で爆発が起き作業員1人が死亡した事故で、県警捜査1課と延岡署は11月1日、業務上過失致死の疑いで当時の50代同工場長、火薬製造課長の50代男性を書類送検した。
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 事故は、宮崎県延岡市の産業火薬製造販売会社「カヤク・ジャパン」(本社・東京)東海工場で2022年3月1日、爆発が起き1人が死亡した事故で、県警はともに事故当時の同工場の男性工場長(50歳代)と同工場の男性火薬製造課長(50歳代)を業務上過失致死容疑で宮崎地検延岡支部に書類送検した。2人とも容疑を認めているという。
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 県警によると、工場長と課長は注意義務を怠り、貯蔵されていたニトログリセリンの爆発を起こさせ、黒木大地さん(当時24歳)を死亡させた疑い。同社はニトログリセリンが低温で一部結晶化し、感度が高くなっていた際に衝撃が生じたことなどが原因の可能性が高いと発表。
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 警察によると、2人は2022年3月、延岡市水尻町のカヤク・ジャパン東海工場で、およそ1910kgのニトログリセリンの温度管理義務を怠り、何らかの衝撃で爆発を起こし、作業中だった黒木大地さんを死亡させた業務上過失致死の疑い。
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 ニトログリセリンは完全に液化している15度以上だと状態が安定するため、通常はエアコンを使って貯蔵施設内の温度管理をする。ところが、工場では設備工事のため事故の前日まで生産を停止し電源を落としていた。県警は、これにより空調が利かず、ニトログリセリンの温度が外気で下がったことで状態が不安定となり事故につながったと断定。別の場所で温度管理をしたり予備電源を持ち込んだりすれば事故は防げたと判断した。
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 警察は、工場関係者への任意での捜査や鑑識活動を続け、1日、2人を書類送検した。
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 警察によりますと、黒木さんの遺族は「工場には再発防止に務めてもらうことを切に願っている。私のような思いを誰にもしてほしくない。」とコメントし、カヤク・ジャパンは「二度とこのような事故を起こさないよう、会社全体で取り組んでいく」とコメントしています。
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